アドルフに告ぐ/手塚治虫

アドルフに告ぐ(1) (手塚治虫漫画全集)

アドルフに告ぐ(1) (手塚治虫漫画全集)

 久しぶりに読んだ手塚作品。今更私がどうこう
感想を述べるまでもなく、下手な小説を
読むよりずっと読み応えあった。


ヒトラーから始まった狂気は現代にもまだ
続いてるんだというのを実感させられる。
これが20年以上前の作品なんだからやっぱり物凄いな。
あとがきに赤瀬川原平が書いていたように、アシスタントに
まかせず細かい群集の背景まできっちり本人が書き込んでいたのが
今改めてみると良くわかる。
本当に絵が好きな人が描く漫画ってそういう意味でも
凄いんだな。