くりくら音楽祭〜ピアノ大作戦 平成18年秋の陣

 実は当日、マドンナのコンサートにも誘われて一瞬揺れる。
誘ってくれたKさんにも同じお誘いがあったらしい。
でもKさん曰く「今日はドームより門天のが熱いよw」


門仲天井ホールのスタインウェイのピアノが最近活用されてない、と
ピアニスト黒田さんが企画した3回シリーズの今回のコンサート、
ピアニスト×誰かのデュオ2組が毎回出演するとのことで、
1回目の今日は林正樹(pf)&喜多直毅(vl)、黒田京子(pf)&平野公崇(sax)
の組み合わせ。


最初の林×喜多コンビは前回STBで観た時より
妙に緊張してるようだった。やっぱり小さいホールで客が目の前、って
方が大きいところよりやり辛いのかな?
ピアノがメインのはずのコンサートだけど、やっぱりバイオリンの方に
耳が行ってしまうなあ。「吹雪」って曲がやはり一番カッコイイ。


次の黒田×平野ペアは対照的に、ピアノの方が前に
出ていた気がする。前回ここで黒田さんのピアノを初めて聴いたときは、
見た目よりずっと激しい演奏に驚いたけど、今回はもっと
繊細な雰囲気だったような。


一番面白かったのがアンコール。黒田さんが一曲花びらのような曲を1曲
弾いた後、更に客席の要望でほぼ無理やり林×黒田ペアで
ピアノを弾き始めた。
どうも本当にこれは何も準備していなかったようで、最初は
どうまとめるんだろう?と思ったけど、
ぎこちなく林さんが最初の音を出してから、黒田さんが
弾き始め連弾が始まったとたんにメロディーが流れ出し、途中黒田さんが
離席して平野×喜多ペアを引っ張り出してどんどん曲になっていく
様子が凄かった。プロって凄いな、やっぱ生で聴けて
よかったと思うのはこういう瞬間。