京都ゆき

aru002006-04-09


翌朝大阪駅で待ち合わせ、アサヒビール大山崎山荘へ向かった。
阪急電車沿線は桜が沢山咲いていて電車の中でもう花見気分満喫。
大山崎は昔の洋館を美術館にしたものなので、美術館にしては
こじんまりしてるけど、展示品以外にもステンドグラスや
調度品、お庭がすごく綺麗。
お庭は桜満開で、お庭でお弁当を広げてのんびりしてる
人たちが多かった。
展示品は河合俊次郎やバーナード・リーチの焼き物、蘭花譜、
新築された安藤忠雄設計の新館にはモネの睡蓮も。


そして京都へ移動すべく駅へ向かうと、途中サントリー
工場があったのでこちらも少し見学。
壁一面のモルトのボトルが壮観だった。桜やチューリップが綺麗な
中庭を眺めながら、一杯100円からウイスキーも飲める。
時間があったら一杯飲んでみたかったけど、時間がないので
今日は断念。


京都へ着くと京都全体が渋谷駅前になったかと思うぐらいの
混み様。お昼は彩席ちもと。スフレのような卵の宝楽が絶品。
お約束のよーじやや松栄堂、ちりめん細工の店なんかに
時々吸い込まれながら、気が遠くなるような人ごみの中
何とか円山公園と清水さんには回れた。
あまりの混雑にバスもタクシーも乗れないので歩きつかれたけど、
京都の桜は本当に凄かった。桜の季節に京都に来たのは
初めてだったけど、どこもかしこも満開で。
東京の桜も凄いけど、町全体の風情がやっぱり全然違うというか。
高瀬川沿いの桜並木とかもうひたすらうっとり。


しかし京都といえばデートか女同士で行く所、
よほど神社仏閣好きならともかく、家族でもないおじさんの
aさんを付き合わせるのは最初どうかな、と
思っていたけど結構楽しんでいたようでよかった。
それどころか荷物は持ってくれるわ、おそらく全く興味ないであろう
お香やちりめん細工の店に寄って回っても文句一ついわず
「せっかく来てくれたんだから皆に何か買ってあげる」と
言い出すわですっかり株が上がりまくり。
京都も一日歩き倒してだいぶ疲れてたようだけど、
「普段行けない所に沢山行けてよかった、今回のスケジュール
完璧だったからまた来てね」とまで言ってくれたし。
今までタダのワガママオヤジだと思ってたのがなんか申し訳ない。


そして最後は「やはり粉モノを食べて帰らないと」という事で
京都駅でお好み焼きを食べて、最終ののぞみで帰宅。
翌日は足が筋肉痛になった。運動不足だなぁ・・・
でも、いろんな意味で濃い旅だった。
実は結構行き当たりばったりの思いつき
企画だったんだけど、ほんとに行ってよかった。