「カリラ・ワ・ディムナ-王子たちの鏡」

aru002006-03-15


 東京国際芸術祭の招待をいただいたので、pさんをお誘いして
にしすがも創造舎特設会場へ行った。
どんな場所かと思ったら学校の体育館みたいなところ。
運動場を横切って体育館の入り口まで板張りの通路が出来ていて、
ライトアップもちゃんとされてて面白い雰囲気だった。


アラブの寓話を題材にした物語で、ややこしい歴史的背景や
セリフが抽象的で正直内容はよく理解できなかった。
でもすごく面白かった。


矛盾してるようだけど、透明なキャスター付きボードが4枚と、
透けるカーテンだけのシンプルな舞台装置は映像や照明と
上手く組み合わさって面白かったし、
音楽は舞台袖でたった二人の男性がエレキや民族楽器を使って
効果音からテーマ曲までこなしていたのが面白かったし、
アヌビス神のようなジャッカルの面をつけた人物がずっと
狂言回しとして舞台に登場しているのも面白かったし、
色々見所が多すぎて頭がついていかなかった感じ。
できればきちんと背景を理解してから何度か観たらもっと
楽しめると思う。


それにしても字幕が舞台の頭上に出るのはちょっと
首が疲れてつらかったなあ。