オーサーとかオーサーとかオーサーとか


ポール・オーサー好きのH君に借りてこのところ立て続けに
読んでいる。

今のところ一番面白かったのが

ムーン・パレス (新潮文庫)

  • ムーン・パレス

あとがきを見ると本人は「唯一のコメディ」と評してるだけあって、
ちょっと先の4作とは雰囲気が違う。


主人公が住み込みのアルバイトとして雇われた
目の見えない偏屈じいさんが最高。
ポルノ小説を主人公に朗読させながら一番過激なシーンで
居眠りをしてしまい、目を覚ましてから「今は死ぬ練習を
していたんだ」などと言うあたりが特に。